Liferay DXPのリリースは四半期ごとに行われ、四半期ごとのリリースと呼ばれます。 これらのリリースには、製品のメンテナンス、機能強化、新機能が含まれています。 四半期ごとのリリースは、新しいマイナーバージョンとして扱う必要があります。
各四半期ごとのリリースは、ソースからビルドされ、いくつかの追加要素がパッケージ化されたバンドルリリースです。
-
Tomcat: Tomcatの互換性のある最新バージョンがアーカイブファイルに含まれています。 Liferay DXPは、簡単に開始できる環境を提供するためにTomcatの構造内にデプロイされます。このデプロイを容易にするために、いくつかのファイルとTomcatの設定がデフォルトから変更されています。
-
Liferay Liferayパッチングツール: 迅速なホットフィックスのインストールを容易にするために、互換性のある最新バージョンのLiferayパッチングツールが含まれています。Liferayパッチングツールは、Liferay DXPのバージョンに関係なく更新できます。
Liferay Database Upgrade Client: Web サーバーを起動せずに、Liferay DXPデータベースをオフラインでアップグレードするためのクライアントプログラムです。
四半期ごとのリリースとアップデートの間のソースコードの変更
DXPの四半期ごとのリリースのソースコードは、ダウンロードページでのダウンロードとして配布されなくなりました。ソースコードは、githubのliferay-dxpリポジトリから入手できます。liferay-dxpリポジトリへのアクセスの詳細については、こちらをご参照ください: Liferay DXP ソースコードアクセス
四半期ごとのリリースとアップデートの間のファイル構造の変更
四半期ごとのリリースとアップデートの間でファイルやフォルダの構造が異なり、デプロイやオーバーライドスクリプトに影響を与える可能性があります。Liferay DXP 7.4のアップデートは、lpkgファイルにパッケージ化されたjarファイルとともにリリースされましたが、四半期ごとのリリースではlpkgパッケージが削除されました。むしろ、jar ファイルは個別にコンパイルされて同梱されます。以下は、パッケージまたはフォルダ構造の変更の概要を示す比較表です。
ファイルまたはフォルダ | 四半期ごとのリリース | DXP 7.4のアップデート |
---|---|---|
Liferay Home | /liferay-dxp | /liferay-dxp-7.4.13.u[n] |
Tomcat Folder | /tomcat | /tomcat-[x.y.z] |
/OSGi/marketplace files | 空 | lpkgファイル |
/OSGi/modules files | jarファイル | 空 |
/OSGi/portal files | jarファイル | 空 |
四半期ごとのリリースファイルの構成
バンドルリリースのファイル名形式:
liferay-dxp-[year].[quarter].[build]-[build-time-stamp]
ファイルの構造:
liferay-dxp
-
I_ data
-
I_ document_library
I_ 20096
-
I_ elasticsearch[x_version]
I_ indices
-
I_ hypersonic
I_ lportal.script
I_ lportal.properties
-
I_ deploy
-
I_ elasticsearch_sidecar
I__ [Elasticsearch x.y.z version]
I_ license
-
I_ logs
-
I_ companies
I_ 0
I_ 20096
-
-
I_ osgi
I_ war
I_ static
I_ state
I_ portal
I_ modules
I_ marketplace
I_ configs
I_ client-extensions
-
I_ patching-tool
I_ cache
I_ lib
I_ log
I_ patches
-
I_ routes
-
I_ default
I_ dxp
-
-
I_ tomcat
I_ bin
I_ conf
I_ lib
I_ logs
I_ temp
I_ webapps
I_ work
-
I_ tools
I_ portal-tools-db-upgrade-client