相互運用可能なテクノロジ

相互運用可能な技術とは、お客様のITエコシステム内に存在し得るが、Liferay Digital Experience Platform、Liferay Portal EE、およびLiferay Commerce(以下、「製品」)と直接相互作用しない技術のことをいいます。 これらの技術の多くは、製品との互換性が確認されていないため、製品との併用は認証されていません(例:互換性マトリックスなど)。 ただし、これらの技術の多くは、製品の機能に影響を与えることなく、ITエコシステム内で製品と共存できます。

サブスクリプション サービスは、相互運用可能なテクノロジのインストール、デプロイメント、または設定に関する支援を提供することを要しないものとします。

相互運用可能なテクノロジに関するポリシー

コンテナと仮想化テクノロジ

コンテナと仮想化テクノロジは、ITエコシステムの一部として拡大しており、機能性や使いやすさに影響を与えることなく製品と共存できます。 Liferayは、堅牢な仮想化またはコンテナ戦略がプロジェクトの成功に不可欠であることを理解しております。そのため、Liferayは相互運用性を強化する機能を備えた製品を設計しています。

コンテナと仮想化テクノロジは、クラウドベースのインフラストラクチャを含まず、一般的に複数のクラウドベースのインフラストラクチャと互換性があります。 コンテナと仮想化テクノロジのサポート範囲は、Liferay Docker イメージのサポート範囲とは異なります。 サブスクライバーが使用するアプリケーションサーバー、データベース、JDKおよびオペレーティングシステムが互換性マトリックスに示されるように製品での使用が認証されている限り、サブスクリプションサービスを受ける能力に影響を与えることなく、サブスクライバーは製品を仮想化マシン(VM)、コンテナーまたはクラウドベースのインフラストラクチャでデプロイできます。 Liferayは、特定の仮想化テクノロジ、コンテナオーケストレーションエンジン、またはコンテナランタイム(例:DockerまたはKubernetesなど)で使用する製品をテストまたは認証していません。 Liferayは、一部のLiferay製品に 公式のDockerイメージ を提供し、Liferayソフトウェアのアプリケーションコンテナ動作を認証することを目指しています。 コンテナ環境でのLiferayソフトウェアの動作に必要なコンテナランタイム、ストレージ、およびネットワーク要素は、Liferay Dockerイメージのリリース前にテストされていますが、これらの要素の選択と構成は、お客様の責任となります。 サポート範囲の詳細については、 Liferay Docker イメージの記事をご参照ください。

コンテナと仮想化テクノロジは製品の一部ではないため、Liferayサブスクリプションサービスの対象外です。 これには、これらの環境のアーキテクチャ、開発、テスト、デプロイメントが含まれますが、これらに限定されません。Liferay は、一部の仮想化またはコンテナ環境について、ホワイトペーパー、限定的なドキュメント、および基本的な業界ガイダンスを提供しています。 このドキュメントは、製品の相互運用性を説明するために提供されています。 仮想化テクノロジやコンテナ環境のセットアップと構築は、サブスクライバーの責任です。サードパーティのテクノロジベンダーは、そのテクノロジの不具合を解決する責任があります。

特定のクラウドベースのインフラストラクチャが互換性のあるテクノロジとの直接対話を禁止されている場合、互換性マトリックスに記載されていない限り、そのクラウドベースのインフラストラクチャは、製品での使用が認証されていません。 クラウドベースのインフラストラクチャが提供する付属サービス(検索、ファイルストア、データベース、アプリケーションなど)は、互換性マトリックスに記載されていない限り互換性がありません。 付属のサービスは、「相互運用可能なテクノロジ」のサポート範囲に示される業界標準に依存している場合、相互運用可能なテクノロジとして利用できます。

Docker

サポート範囲の詳細については、 Liferay Docker イメージの記事 をご参照ください。

ストレージテクノロジ

一般的に、Liferayは特定のストレージテクノロジで製品を使用するためのテストや認証は行いません。 ただし、製品にはAmazon S3 バケットとの統合ポイントが組み込まれています。 この統合ポイントは、 互換性マトリックスに記載されており、互換性を保証するためのテストが実施されています。

その他のストレージテクノロジ(NAS、SAN、NTFS、ext2、NFSなど)は、互換性テストで確認されていません。 お客様は、アプリケーションサーバー、データベース、JDK、およびオペレーティングシステムが、互換性マトリックスに示されるとおり、製品での使用が認定されている限り、サブスクリプションサービスを受ける能力に影響を与えることなく、これらのテクノロジを使用できます。

ネットワーキングテクノロジ

お客様が使用するアプリケーションサーバー、データベース、JDK およびオペレーティングシステムが、互換性マトリックスに示されるとおり、製品での使用が認定されている限り、サブスクリプションサービスを受ける能力に影響を与えずに、特定のネットワーキングテクノロジ (TCP、UDP、IPv6 など) で製品を使用できます。

クラスタリング の記事に記載されているように、特定のネットワーク環境で製品を動作させるには、製品のクラスタリングオプションを構成する必要がある場合があります。

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