Liferay DXPでは、デフォルトの検索機能がLuceneから、LuceneベースのElasticsearchに切り替わりました。最良のパフォーマンスを提供する為にElastic社と提携し、LiferayサブスクリプションのオプションとしてLiferay Enterprise Searchを提供しています。
検索エンジンのデプロイ計画段階で、全ての環境面でElasticとLiferay DXPの互換性があり、各ベンダーにサポートされていることを確認することがとても重要です。
詳細
Elastic社は、Elastic製品の広範囲に渡るドキュメンテーションをThe Definitive Guide(英語)として公開しています。Elasticの環境設定や管理など多くのトピックをこちらで閲覧できます。
この資料では、Liferayの環境設定時に考慮すべき項目を記載していますが、Elastic社が提供している資料を主な情報源として使用してください。
同一サーバー上のElasticseach起動はテスト環境のみサポート
- Elasticsearchを、Liferayと同じサーバー、もしくはJVMで起動する設定は、テスト目的のみサポートしていますのでご注意ください。
- DXP環境では、独自のサーバーでElasticsearchを設定する必要があります。LiferayプラットフォームとElasticsearchがこのように構成されていない場合、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。
Elasticseachクラスター:奇数ノードを使用
- マスターノードの選出方法の影響で起こるクラスタの障害(スプリットブレイン)を回避するには、ノードクォーラムを次のように設定します:
(number of master-eligible nodes / 2) + 1
Elasticseachでは、「クォーラム」が2つになるため、2ノードクラスターは使用できませんが、これは一つノードが失われるとクラスタが動作可能になることを意味します。quorum=1に設定すると、クラスターは機能しますが、スプリットブレインの回避はできません。
- 最低でも3つのノード(もしくは1つのELasticseachノード)で構成されていることが最善です。
互換性マトリクス
- Liferayの互換性マトリクスと、Elasticseachの互換性マトリクスを熟読ください。Elasticseach設定のサポート受けるにはご使用の環境がLiferayとElasticの双方でサポートされていることが前提となりますので、設定をお客様自身でご確認をお願いします。
- Elasticsearchの互換性マトリクスと、Liferayの互換性マトリクスに重複する点が多くありますが、ご使用の環境が双方でサポートされていることを確認することを推奨します。例えば、LiferayはIBM JDKをサポートしていますが、現時点でElasticはIBM JDKをサポートしていません。
ご不明な点がございましたら、営業担当者にご相談ください。
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