Liferay DXPのオーディエンス・ターゲッティングアプリケーションでは、ユーザをユーザーセグメントに分割したり、ユーザーセグメントに特有のコンテンツを送信したり、キャンペーンを作成できます。この機能では、キャンペーンの効果を素早く計測できます。ユーザーセグメントを使用することで、異なるユーザーセグメントに適したアセットを表示するように、ウェブサイトに設定できます。キャンペーンは、各ユーザーセグメントに適したコンテンツを一定期間表示できます。また、対象のユーザーセグメントと選択したコンテンツとの相互作用を測定することもできます。
ウェブサイトのユーザーに広告を表示する場合、広告セットを1つのユーザーセグメントに表示し、異なる広告セットを別のユーザーセグメントに表示するとします。おそらく、これはマーケティングの目標にもとづき毎週、動的に変化するはずです。また、異なるユーザーセグメントが関心を持つであろうウェブサイトの新着情報記事をいくつか作成したと仮定します。これらの記事を、全てのユーザーセグメントにもとづいてユーザーに表示したいとします。
Liferay Marketplaceで入手できるLiferayのオーディエンス・ターゲッティングアプリケーションでは、セッション属性、プロフィール属性、行動、ソーシャルネットワークの情報にもとづいたルールで定義された、複数のユーザーセグメントを作成できます。開発者は、最小限のコーディング作業で追加のルールとルールタイプを簡単に作成できます。
オーディエンス・ターゲッティングアプリケーションでは、特定のユーザーセグメントを対象とするキャンペーンを作成できます。キャンペーンは一定期間継続し、各キャンペーンに優先順位があります。同時に複数のキャンペーンをウェブサイトで実行している場合は、優先度フィールドによって優先するキャンペーンを決めることができます。キャンペーンを使用すると、対象となるユーザーセグメントに、異なる期間に表示されるさまざまなアセットを設定できます。
オーディエンス ターゲティング アプリケーションをダウンロードすると、サイト管理メニューの[編集]に「オーディエンス・ターゲッティング」に表示されます。[シミュレーション]に[ユーザーセグメント]が表示されます。オーディエンスターゲティングアプリケーションには、次の3つのアプリケーションが含まれています:
- キャンペーンコンテンツの表示
- ユーザーセグメントのコンテンツ表示
- ユーザーセグメントのコンテンツリスト
これらのアプリケーションは、Liferay DXPの全ページに追加できます。次のセクションでは、サイト管理メニューにあるオーディエンス・ターゲッティングを使用してユーザーセグメントとキャンペーンを管理する方法を学びます。その次のセクションでは、オーディエンス・ターゲッティング(ユーザ解析)アプリケーションとオーディエンス・ターゲッティング(ユーザー解析)シミュレータの使い方を学びます。