Liferay Workspaceを使用したモジュールの開発

Workspaceは次の機能を備えた、Liferayの優れたモジュール開発環境です。

  • モジュール作成をブートストラップするテンプレート
  • GradleとMavenが、依存関係を管理し、モジュールを組み立てるためのシステムを構築
  • モジュールのデプロイとランタイム管理機能

Workspaceの一部であるBlade CLI(Blade)には、GradleおよびMavenベースのモジュールプロジェクトに向けた、追加され続けている30以上のテンプレートがあります。 テンプレートは、ビジネスロジックと重要な情報を入力するための、クラスとリソースファイルをスタブアウトします。

テンプレートの名前の一部を次に示します。

  • Activator
  • API
  • Content Targeting Report
  • Content Targeting Rule
  • Content Targeting Tracking Action
  • Control Menu Entry
  • MVC Portlet
  • Panel App
  • Portlet
  • Portlet Configuration Icon
  • Portlet Provider
  • Portlet Toolbar Contributor
  • Service
  • Service Builder
  • Service Wrapper
  • Simulation Panel Entry
  • Template Context Contributor
  • など..

これらのテンプレートに基づいてBladeはモジュールを作成します。 テンプレートの完全なリストについては、Project Templatesリファレンスセクションをご覧ください。

たとえば次のBladeコマンドは、my-moduleというLiferay MVCポートレットモジュールを作成します。

blade create -t mvc-portlet -p com.liferay.docs.mymodule -c MyMvcPortlet my-module

Liferay Dev Studio DXPのモジュールプロジェクトウィザードは、テンプレートからWorkspaceモジュールも作成します。

図1:Liferay Dev Studio DXPを使用すると、開発者はテンプレートを選択してモジュールをスタブアウトできます。

Liferay Dev Studio DXPのコンポーネントウィザードは、 ポートレット、サービス、ラッパー、Struts操作などのコンポーネントクラスの作成を容易にします。

図2:Liferay Dev Studio DXPのコンポーネントウィザードは、コンポーネントクラスの作成を容易にします。

Workspaceでのモジュールの構築とデプロイは、Liferay Dev Studio DXPおよびBladeを使用して簡単に行えます。 WorkspaceはBndToolsを使用して、各モジュールのOSGiヘッダーをMETA-INF/MANIFEST.MFファイルに生成します。 Workspaceは、Felix File Installコマンドを使用して、OSGiコンテナーにモジュールをデプロイします。

Liferay Dev Studio DXPを使用すると、モジュールをドラッグしてPortalサーバーにデプロイできます。

図3:Liferay Dev Studio DXPでは、ドラッグアンドドロップを使用してモジュールをデプロイできます。

Workspaceの詳細とLiferay Dev Studio DXPでの使用方法については、このチュートリアルを参照してください。

ターミナルでは、Bladeのdeployコマンドを使用してモジュールをデプロイできます。 たとえば次のコマンドは現在のモジュールをデプロイし、自動的にリデプロイするためモジュールの変更を「監視」します

blade deploy -w

モジュール開発の詳細については、チュートリアルStarting Module Developmentを確認してください。

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