Liferay DXPのクラスタリング

Liferay DXPは、最小規模から最大規模のWebサイトまであらゆるサイズのウェブサイトに対応しています。デフォルト設定では、単一サーバー環境に設定されています。サイトのアクセス数が多く単一サーバーで十分に対応できない場合は、Liferay DXPを適切な規模に調整することが可能です。

図1: Liferay DXPは大きなインストールに対応できるように設計されています。

Liferay DXPは複数のマシンクラスタ(水平クラスタ)または単一マシン(垂直クタスタ)上の複数VMのクラスタ、もしくはそれらの混成構成で機能します。Liferay DXPを複数のアプリケーションサーバーノードにインストールする際は、最適化する必要があります。クラスター環境では、最低条件としてLiferay DXPを下記の構成にする必要があります。

  1. 全ノードが全て同じLiferay DXPデータベース、もしくはデータベースクラスタを指している。

  2. ドキュメントとメディアレポジトリが同じ構成で、クラスタの全ノードからアクセスできる。

  3. 検索エンジンはクラスタ化された(任意)別の検索サーバーに配置する。

  4. Cluster Linkを有効にして、キャッシュがクラスタ内全ノードに複製されるようにする。

  5. 各ノードに個別でアプリケーションをホットデプロイする。

これらの構成への変更は、 portal-ext.propertiesファイルのプロパティを追加または調整することで行えます。このファイルは、portal.propertiesファイル内のデフォルト``値を上書きするので注意してください。ファイル内容はこちらで閲覧できます。この時、portal.propertiesから変更を加えたい箇所をご自身のportal-ext.propertiesファイルにコピーしてから、値を変更する方法を推奨します。

上記で説明したステップは、次の資料で詳細に説明しています。まずは、すべてのノードが同じデータベースをさすようにすることから始めます。

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