これでアップグレードプロセスを実行する準備が整いました。コアとインストールされているモジュールのデータベーススキーマを更新します。検証プロセスはアップグレードをテストします。 コアとモジュール用に設定された検証は後で実行されますが、手動でも実行できます。
アップグレードプロセスの実行方法は次のとおりです。
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一度にすべてをアップグレードする: アップグレードツールを使用して、コアおよびすべてのモジュールをアップグレードします。
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コアとモジュールを別々にアップグレードする: アップグレードツール(推奨)、またはGogoシェルを使用して、コアをアップグレードします。それから、Gogoシェルを使って、各モジュールをアップグレードします。
Liferay Portal 6.2以前のバージョンからアップグレードする場合は、アップグレードツールを使用してすべてをアップグレードすることをお勧めします。これらのバージョンからアップグレードする場合は、この方法が最も簡単で包括的です。ただし、バージョン7.0以降はLiferay DXPのモジュール式フレームワークを使用すると、モジュール(コアであっても)を個別にアップグレードできます。 まず、コアと最も重要なモジュールをアップグレードすることに集中した方が良いかもしれません。ここで大事なのは、Liferay DXP 7.1アップグレードプロセスは柔軟であるということです。
**注:**Liferayエンタープライズのお客様は、アップグレードツールを使用してフィックスパックのアップグレードを実行できます。Liferay DXP 7.1以降、フィックスパックのマイクロアップグレードプロセス(コアデータベーススキーマのマイクロバージョンの変更)は必須ではありません。つまり、データベーススキーマのマイクロバージョンの変更を実行しなくてもフィックスパック(つまり、コアコード)をインストールできます。メジャーバージョンまたはマイナーバージョンのアップグレードの外でも、必要に応じてマイクロバージョンの変更を実行できます。ただし、アップグレードツールを使用してフィックスパックのマイクロアップグレードプロセスを実行する前に、サーバーをシャットダウンして、フィックスパックをインストールし、Liferay DXPデータベース、インストール、およびドキュメントライブラリストアのバックアップを取っておく必要があります。