Simple File System Storeの使用

シンプルファイルストレージの実装はデフォルトのストアです。ファイルを保存するためにローカルフォルダを使用します。ファイルシステムをクラスタ化された設定に使用できますが、指定したフォルダはすべてのノードで共有され、同時要求とファイルロックを処理する必要があります。このため、ストレージエリアネットワークまたはクラスタ化されたファイルシステムを使用する必要があります。

ファイルシステムストアは最初に作成されたストアであり、Liferay DXPデータベースに強くバインドされています。デフォルトでは、ドキュメントはデータフォルダのdocument_libraryサブフォルダに保存されています。もちろん、このパスはシステム設定で必要なものに変更できます。

Simple File Systemストアは、ドキュメントを格納するためにこのフォルダパス形式を使用します。

/companyId/folderId/numericFileEntryName/versionNumber

最初のフォルダ名はサイトの会社IDです。2番目のフォルダ名は、ドキュメントとメディアのフォルダのIDです。ここには、ドキュメントが存在します。3番目のフォルダ名は、ドキュメントのファイルエントリ番号です。最後に、4番目の名前はドキュメントの複数のバージョンを格納するために使用されるバージョン番号です。

Simple File System StoreはドキュメントをLiferay DXPに非常に密接にバインドするので、必要ではないかもしれません。デフォルト設定をしばらく使用していて、かつドキュメントを移行する必要がある場合は、コントロールパネルの*[サーバ管理]* → *[データ移行]*に移行ユーティリティがあります。このユーティリティは、ドキュメントをあるストアの実装から別のストアの実装へと移動しやすくします。

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