LCSへのよくあるご質問です。
- サーバーにはファイアウォールが適用されており、インターネット上で直接的な通信が行えません。それでもLCSは使えますか?
- LCSクラウドサーバーではどのようなセキュリティ対策が提供されていますか?
- LCSのユーザーアカウントの認証方法やパスワードポリシーはどのようなものですか?
- LCSの使用におけるサービスの条件と制限はどのようなものですか?
- LCSはどのように顧客のデータを保護していますか?
- LCSのクラウドストレージに送られる情報を制限できますか?
- 接続の制限されたインターネット環境において、使用中のサービス帯からLCSに接続する方法はありますか?
- LCSが保管する情報の内容は?
- LCSにアクセス不可能な場合どうなりますか? Liferayのインストール中に有効な登録が無いとみなされますか?
- パッチの自動インストールが機能しません。LCSを通じてパッチがダウンロードされません。LCSのパッチのダウンロードとインストールが正常に行われているか確認する方法はありますか?
- LCSのメトリクスが更新される頻度は? サーバー負荷が最大に達したとき、それをLCSでリアルタイムに確認できますか?
- コントロールパネルでプロパティ値を変更しましたが、LCSのポータルプロパティページに反映されていません。なぜですか?
詳細
セキュリティ
質問: サーバーにはファイアウォールが適用されており、インターネット上で直接的な通信が行えません。それでもLCSは使えますか?
回答: お客様は、ファイアウォールの設定を変更することで、LiferayのIPアドレスとの通信を個別に許可できます。必要な設定に関する最新情報については、こちらのナレッジベースの記事をご参照ください。
質問: LCSクラウドサーバーではどのようなセキュリティ対策が提供されていますか?
回答: LCSは、業界のベストプラクティスである適切なファイアウォールと暗号化を使用し保護されています。LCSとの全ての通信は、HTTPS/SSLで暗号化された上で行われます。
質問: LCSのユーザーアカウントの認証方法やパスワードポリシーはどのようなものですか?
回答: ユーザーは、liferay.comのアカウントでログインできます。Help Centerへのアクセスに使われるものと同じです。
質問: LCSの使用におけるサービスの条件と制限はどのようなものですか?
回答: lcs.liferay.comでEULA (使用許諾契約) をご確認ください。
質問: LCSはどのように顧客のデータを保護していますか?
回答:
(1) LCSは業界基準のベストプラクティスによって、ファイアウォールを管理し、不正なアクセスやログインを防止しています。
(2) LCSは、SSLを通じて、LCSと通信される全てのデータを暗号化しています。
(3) LCSサーバーへの全ての通信はポート443 (HTTPS) を通じて行われ、プロキシサーバーを使用する設定も可能です。これにより、お客様がファイアウォールのポートを追加で設定する必要がなくなります。
(4) LCSはお客様のいかなる機密情報も収集・保管しません。
(5) LCSに保管される全てのデータを論理的に分割することにより、それぞれのお客様のデータが区別され、LCSのダッシュボードやAPIの機構を通じてシステムにアクセスする他のお客様からデータが取得できないようにしています。
質問: LCSのクラウドストレージに送られる情報を制限できますか?
回答: はい。お客様は、メトリクスとアナリティクスのサービスを無効化し、サブスクリプションの管理のみにLCSを使用することができます。サブスクリプションの確認は、LCSのユーザーが無効化できない唯一の機能です。
質問: 接続の制限されたインターネット環境において、使用中のサービス帯からLCSに接続する方法はありますか?
回答: 高度に規制されたIT環境 (例:銀行、保険会社、警備会社など) では、認証されたプロキシサーバーの使用により、サーバーと外部システム (LCSなど) との通信が可能です。LCSの接続は、ご利用のIT環境で認証されたプロキシサーバーを使用し、HTTPSを介することで、通信するように設定できます。詳しくは、LCSクライアントの事前設定をご参照ください。
質問: LCSが保管する情報の内容は?
回答: LCSは、お客様のサーバーに関する以下の情報を保管します: 各サーバーにインストールされたパッチ、portal.properties (機密情報を除く)、JVMメトリクス、ポータル及びポートレットメトリクス、キャッシュ及びサーバーメトリクス。詳しくは、以下の記事をご参照ください: LCSがお客様のLiferayサーバーに関して保管するもの。
アクティベーション
質問: LCSにアクセス不可能な場合どうなりますか? Liferayのインストール中に有効な登録が無いとみなされますか?
回答: LCSは、自動障害復旧のための世界的なクラウドインフラストラクチャの構造を利用しています。したがって、利用不能となる可能性は極めて低いです。しかしながら、システム機能が停止した場合、登録されたインスタンスが最新情報をローカルにコピーしておき、LCSがオンラインになった際、情報を送信します。また、有効なサブスクリプションには、接続を再構築し、有効状態を維持するために、7日間の猶予期間が設けられています。この猶予期間は、LCSのオンライン状態が復旧するには十分な期間です。機能停止期間がそれ以上続いた場合、Liferayサポートが一時的なオフラインアクティベーションキーを提供し、生じうる悪影響を軽減します。
サーバー
質問: パッチの自動インストールが機能しません。LCSを通じてパッチがダウンロードされません。LCSのパッチのダウンロードとインストールが正常に行われているか確認する方法はありますか?
回答: 全てのFix Packは、パッチングツールのプロパティで設定された場所に保存されています。通常のパッチフォルダ内にFix Packが確認できない場合、パッチングツールが正しく設定されていない可能性が高いです。自動検索とセットアップを実行する必要があります。パッチングツールに関する資料をご参照ください。
質問: LCSのメトリクスが更新される頻度は? サーバー負荷が最大に達したとき、それをLCSでリアルタイムに確認できますか?
回答: LCSはアナリティクス及びパフォーマンス情報を、15分ごとのスナップショットで提供します。ほぼリアルタイムでこの情報を確認できるでしょう。LCSは、システムの負荷が高いとき、パフォーマンスが低下している時、停止したときに通知します。また、Dynatraceのような特化型のAPM (アプリケーション・パフォーマンス・モニタリング) ツールから、さらにリアルタイムの情報を得ることもできます。
質問: コントロールパネルでプロパティ値を変更しましたが、LCSのポータルプロパティページに反映されていません。なぜですか?
回答: ポータルプロパティのページに表示される情報は、portal-ext.propertiesファイルに記載した情報だけを反映したものです。コントロールパネルでの変更は、データベースに直接保管されます。DXPを使用している場合、コントロールパネルのシステム設定ページ (リンク: https://customer.liferay.com/documentation/7.0/admin/-/official_documentation/portal/system-settings) を参照してください。
追加情報
ページ最下部のよくある質問と回答をご参照ください: https://web.liferay.com/products/liferay-connected-services