この度、Liferay Digital Experience Platformのパッチ適用がより単純かつ予測可能になります。この変更は、予測可能なフィックスパック及びサービスパックのリリース日、より安全なセキュリティパッチの適用方法を提供する予定です。
2019年6月中、LiferayはDXPのフィックスパックのリリースを週次から月次の頻度に変更します。(この頻度は、DXP 7.0のフィックスパックで変更されています。この変更については、こちらをご参照ください)。フィックスパックのフォーマットとインストール手順に変更はありません。毎月のフィックスパックのリリース前に修正が必要な場合は、ホットフィックスを利用することができます。この変更は、次の2つの方法でお客様のプロジェクトの依存関係管理を支援するためのものです。
- ブロッカーの問題をホットフィックスで迅速に解決し、統合コストを削減できる。
- 安定したフィックスパックのスケジュールを使用して、他の変更を計画できる。
プロジェクトのライフサイクルにおけるLiferay DXPパッチ適用の推奨事項をご参照ください。
また、同時に予測可能なサービスパックサイクルも導入されます。第3フィックスパックと併せて新しいサービスパックをリリースします。更新の際は以前と同様に、最新のサービスパックで環境を再構築する必要はありません。最新フィックスパック及びMarketplaceアプリケーションをインストールすることで、同じバイナリが生成されます。
さらに、従来のSPと同じコードベースの「スリムサービスパック」をダウンロードできるオプションが追加されます。ただし、これらはパッチとパッチ情報を削除した、通常のSPの3分の1のサイズになります。スリムサービスパックは再出発点となり、高コスト又は多くのディスク容量を使用するデモやインストールの際に推奨します。なお、通常のフィックスパックもpatching-tool separateコマンドを使用してスリム化できます。
セキュリティフィックスパックの改善
重要度1及び2のセキュリティパッチのリリース方法を変更します。従来のセキュリティパッチは追加のバグ修正が含まれていましたが、7月以降から重大なセキュリティ問題を対処する修正のみ含まれたセキュリティフィックスパックを提供します。各セキュリティパックはリリース時の最新のフィックスパックがベースとなります。前バージョンのフィックスパックを使用している場合は、セキュリティホットフィックスを要求し、パッチをシステムへ適用できます。なお、セキュリティホットフィックスは、引き続き全てのアクティブなバージョンをご利用のお客様が対象となります。